楽しいマタニティライフとはなんぞや
おはようございます。摂津国の主婦です。
マタニティライフ。横文字にすると何だかハッピー感が出ますね。
妊娠中も育児だろう、ということでまずは妊娠中の小悩みを。
妊娠生活を楽しむ気がおきない
SNSの普及などもあってか、最近はマタニティライフを楽しみましょう!という風潮ですね。そもそも妊娠は幸せなもの、おめでとうと祝福されるもの、という考えが一般的だと思います。
実際はつわりを始めとしたありとあらゆる身体の不調、大きなお腹で動くのも億劫だったり、体重を気にしたり食べ物に気を遣ったり妊娠線に気を付けたり、そしてそのほとんどが産まなきゃどうにもならんって状況で、お腹の子の成長以外に幸せ要素が見当たらないものですが。
そんな辛い期間を楽しむためか、はたまた妊娠という特別な期間を満喫するためか、さまざまな楽しみ方が提案されています。もっとも、妊娠中だけでなく、いついかなる時でも人生を豊かに楽しむ人は素敵だと思います。が、私はそんな素敵人間ではありません。
妊娠を楽しめない、というより楽しむ気がおきませんでした。つわりも軽く、母子ともに何の異常もなく、思いっきりマタニティライフをエンジョイできる身体は持っていましたので。そう身体だけ。
もちろん、妊娠は嬉しかったです。お腹の子の成長を喜び、何かあったらどうしようと少々不安にもなり。しかしどうも自分は妊娠について、ひいてはお腹の子についてドライな傾向にあるようでした。
役所に母子手帳を貰いに行って、ついでと言わんばかりに大量のマタニティを楽しもう情報紙を渡されたときはげんなりしました。
戌の日の安産祈願はどうするの?と実母に尋ねられましたが、毎日通勤がてら近所の神社にお参りしているから、とスルーしました。
バースプランの紙を渡されましたが、「お医者さんが母子ともに最良と考える手段をとってください」としか浮かびませんでした。
母子手帳の記録欄に何も書かなさ過ぎて、「1人目ですよね?」と助産師さんに確認されました。(これについては、記録の重要性を軽視していたと反省しています。)
マタニティヨガやスイミングやフォトについては、調べもしませんでした。
妊娠後期までは働いていましたので、仕事に打ち込んでいたのも一因かとは思います。何せ週休1日12時間労働の職場で、家事もほとんど私が担っていましたので。休みが週1だと出かける気とか何かする気が起こらないんですよね。寝かせて、マジで。仕事を辞めた後は、それまでを取り戻すかのようにのんびりしまくりました。
いえ、どんなに仕事が忙しくても、やりたければやっていたと思いますので、結局私にそんな気がなかっただけです。
そんな私は、巷に溢れるハッピーマタニティライフ情報にうんざりしながらも思っていました。妊娠を楽しめない私はおかしいのか、子どもへの愛情が人より少ないのではないか、こんなので産んでから大丈夫なのか、と。
今の私なら、いやいや愛情たっぷり楽しんでたで?と過去の私につっこめるのですが。
無理に楽しまなくても問題なし
もちろん楽しめるならそれに越したことはありませんが、所詮は他人が考えたハッピーマタニティライフです。楽しめなくても問題ありません。
私にとってマタニティライフは修行で、辛い中に子どもの成長という喜びを見出すタイプで、思い返せば私は私なりに楽しんでいました。子どもに対しても、愛情が少ないのでは、と悩むくらい愛情をもっていました。
もっとも、そう思える今でも2人目を妊娠したらまたあの10ヶ月弱がやって来るのかと考えるだけでとんでもなく憂鬱です。身体へのダメージだけでなく、自分の身体にすべてを委ねている命があるというあの精神的プレッシャーもきつい。出来ることならマタニティライフとか送りたくない。
まあ今楽しく子育てしてるので、次も後ろ向きマタニティライフでもいいんじゃないですかね。